秋田市の喫茶店の椅子を直しました。
集合団地の小高い丘の上にあるお店です。
ISUKAを立ち上げるずっと前からお世話になっています。
人生は人が全てです。このお店も別の人では成り立たないでしょう。
それを忘れてしまうと何を食べても何を見ても感動しなくなります。
左は籐が破けていたので緑のモケットで張りました。
右はせっかく古い籐が残っていたので、裏から板で補強しました。
なるべく元の形を残したいという店主の意向に沿って直しました。
目の前の相手から何を引き出せるか、というのはいつも大事にしています。それをなくすのは自分の引き出しを閉じる事になるからです。
そこだけ切り取られたかのような静かな団地の坂を登っていくと
鳥の鳴き声や見渡す田園風景や遠くの山々が見えます。
そういうところにあるお店です。
店の名前は小茶といいます。